今回の保育者おすすめの絵本は、学童クラブのR先生からのご紹介です。
城山保育園の中で一番のネコ好きのR先生セレクトの絵本は、
かわいいネコ、ではなく片目に傷を負ったちょっと強面のネコ…。
「わたし」の家に自然と出入りするようになったネコのタンゲくんとの日常を
紙面から飛び出すほど迫力あるタッチで描いた片山健さんの作品です。

片山健さんといえば、水彩や油彩を使った迫力のある画風を
思い浮かべる方も多いと思いますがもう1つ特徴的な画風に、鉛筆画があります。
「
もりのおばけ」はその代表的な作品ですが、この作品以降、
10年以上絵本制作から離れ、鉛筆画に没頭していた期間があるようです。
絵本作家として活動を再開したのは、自身の子どもの誕生後だそうで、
以降、水彩や油彩に取り組み、多くの作品を今日までに生み出し続けています。
片山さんの作品は、大人になってからは見落としがちな、または見えなくなってしまった
子どもの頃の空想世界や日常をそのまま表現しているように感じます。
なかなかこのようなタッチの絵本を手にとることがない保護者の皆さんもぜひ借りてみてください。
子どもたちは、予想以上に片山さんの絵本の世界に夢中になるはずですよ^^