先日行われました、つぼみの会 総会で
福音館書店 絵本研究室在籍の上田紀人氏をお招きして
『心を育てる絵本の力』と題した講演をしていただきました。
上田さんの温かなお人柄と軽快な話口調が相まって、
会場全体があっという間に話に引き込まれていくのを感じました。

子どもの心を育てる3大栄養素、『愛情』・『笑顔』・『言葉の語りかけ』。
特に『言葉の語りかけ』では、その語りかけの中身が大事だといいます。
「早くしなさい」、「~してはダメ」、「しっかりしなさい」
このような命令口調が40回/日も出てしまっている方もいるようです。
これでは言葉の体験が不足してしまいますよね…。
とはいえ、日頃から意識して豊かな言葉を子どもに語りかけるというのも、
また難しいことです。そこで、この3大栄養素を一度に体験できるもの
として「絵本」がとても有効、と教えていただきました。
他にも、たくさんの興味深いお話をしていただき、いくつか絵本を読んで
聞かせて下さり、思わずうるっと涙ぐむ保護者の方の姿もあったり。
1時間弱、本当にあっという間の講演でした。
全国を飛び回り、絵本の素晴らしさを説いている上田さん、
お忙しい中、城山保育園にもご来園頂きありがとうございました!
#講演会中、上田さんからお話のあった参考文献や絵本を一部下記にまとめています。ご参考まで。
<参考>
・日本小児科学会
「子どもとメディア」に対する提言 子どもがメディア漬けになっている現代社会に注意喚起・問題提起をしています。
<絵本>
・
ちょっとだけ・
こすずめのぼうけん・
はじめてのおつかい・
よくきたね・
きんぎょがにげた・子どものつぶやき(朝日文庫)/朝日新聞社出版